京都東山にて380年の暖簾を守り続ける
料理道楽さんからのご依頼により制作した、片輪車蒔絵の煮物椀です。

本作は、江戸時代後期の名工塗師である 佐野長寛(1794~1856) の作を写したものです。

木地には京都で轆轤挽きした極薄の材を用い、麻布を着せ、強度を上げる為に下地には水を使用しない本地仕上げを施したうえで、真塗にて仕上げています。

意匠の片輪車は、白蝶貝を用いた螺鈿、金梨地、そして鉛を薄く叩いて貼り付ける平文で表現し、波文様は金の高蒔絵によって仕上げました。

また、ご要望に応じて口元を端反りとし、口径や蓋の高台の立ち上がり角度を調整しています。