髙木漆工
ごあいさつ

ごあいさつ

京漆器は平安遷都以来1200年の歴史を持つ京都市周辺で作られている漆器です。
茶の湯文化とともに発展を遂げ、「わび」「さび」といった内面的な美しさ、 他の工芸品や茶室などの空間と調和する美しさと堅牢さをもち、目の肥えた茶人や数寄者は こぞってより良い塗り物を求めました。塗師とよばれる漆職人たちもまた彼らの細かく厳しいオーダーに応えてきた<事で日々進歩し新しい技法や技術が誕生してきました。私はこの新時代、新しい表現に取り組みながらも先人の作り手たちの技法や拘りを受け継いだ塗りの仕事をしたいと考えております。

髙木望

髙木望プロフィール

昭和59年、岐阜県垂井町生まれ。 地元の高校を卒業後、京都の漆工を学べる学校を卒業し20歳で京都市山科区の表完工房で12年間修行。

33歳で独立し京都市に「髙木漆工」を開業。 茶道具、飲食器の漆塗りや、美術品の修理修復も手掛ける。

平成30年から2年間、祇園祭大船鉾の復元の漆塗りに携わる。 茶道裏千家業躰金澤宗維氏に師事。

工房に漆塗りの茶室「髹庵」を設える。 公益社団法人京都青年会議所所属